配管における流体とは何か
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配管とは
物体は通常、固体・液体・気体の3つに分類されますが、そのうち液体と気体には容易に変形するという性質があり、その運動は“流れる”という点で共通しています。この液体と気体を一括して一般的に「流体」と呼ばれます。
配管業者(メーカー・商社)がユーザー(実際に配管を使って施工する方)からの質問に対して、よく「流体は何ですか?」と質問することがあります。
配管分野における「流体」とは、その名のとおり配管内を通る物体のことです。主に水・空気・油などが挙げられます。
◇配管における流体の例(※イメージ)
配管に限れば、固体も空気や液体と混合することにより流体になると考えられます。流体の運動を扱うのが流体力学。「流れ」は自然現象で、日常生活から機械装置まで、あらゆる場面にかかわる物理現象です。流れの予測や制御は、社会・産業基盤を支える重要な技術となっています。
先に挙げたもののほかに、流体には膨大な種類があります。配管と縁の深い例では、液体には水・高温水・蒸気・海水・純水・油・作動油・原油・LPG・薬液・血液・飲料・調味料など、気体には空気・圧縮空気・天然ガス・都市ガス・標準ガス・特殊ガスなど、また粉体には小麦粉・パウダーなど、粒体には食塩・砂糖、固体と粒体が混合したスラリーには食品・接着剤・生コン・土砂などがあります。
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